標本番号四五〇

■模様

 松の幹と枝と葉を図案化した伝統的模様を配する。

■色

 地色は灰色。模様の部分は左より墨色、濃紺、撫子色、路考茶(ろこうちゃ)、乳白色。重複は省く。

■織

 輪奈(パイル)織の一部に、輪奈にするために横に織り込む銅線を通さない事による窪んだ部分を残して線を描いている。

 

●評

 見本であるために、左右で色を変えていますが 伝統的な松の図案に縦縞を効果的に配しています。これを見てすぐに松の模様だと認識できる日本の伝統的模様です。