標本番号四四三

■模様

 襷

 線などが斜めに交差した模様。斜線だけで構成されるもの、斜線内の区画に唐花や菱などを入れたもの、花や鳥を連続させて襷にしたものなど、さまざまな種類がある。

■色

 地色は灰白色(かいはくしょく)。模様部分は左より空色、露草色、小豆色。

■織

 輪奈(パイル織)の一部に、輪奈にするために横に織り込む銅線を通さない事による窪んだ部分をを残す事によって、織を立体的にしている。

 

●評

 襷模様の中に濃い色の線描で淵を囲むことで、竹の節の様な味わいを作り出しています。内に描かれた花菱も同様の線描が立体感を加えています。涼しげでおおらかな印象の作品です。