標本番号四〇七

約4x9cm(実寸)
約4x9cm(実寸)

■模様名

 忍冬唐草(にんどうからくさ)の一

 西方起源の植物文パルメットと波状線を組み合わせた唐草文。仏教美術のなかで融合し、中国・日本へと伝わった。日本では上代に流行し、飛鳥時代の玉虫厨子の装飾文は著名。

■色名

 標本中央部分で左右2パターンに織分ける。

 左地色には灰白色(かいはくしょく)、右地色は生成り色(きなりいろ)を配し 模様部分の藤色、蜜柑色もそれぞれ左右で濃淡がつけられている。

■織

 地の部分はパイル織にするための横に織り込む銅線を通さない事によって平面となっており、模様の部分のパイル織が浮かび上がる。

 

●評

 化学染料、大量生産など無縁の手間暇を惜しまぬ時代の秀作です。